ベストメンバーによるプロジェクトの遂行

僕の会社ではプロジェクトごとに各分野のプロフェッショナルパートナーと組んで仕事を進めます。
デザイナー、エンジニア、テクニカルディレクター、ディレクター、コピーライター、フォトグラファー、検証スタッフなど、クライアントの要望と予算に合わせてベストなチームを編成してプロジェクトを遂行します。
広告の世界では一般的な仕事の進め方ですが、WEB制作の世界は内製の文化が根強く、こうした考え方はまだまだ浸透していないようです。
自社で抱えるスタッフで仕事をやりきるというのは、望ましい面もあるし望ましくない面もあります。
これまで大手の構築系制作会社や広告系の制作会社でさまざまな仕事に携わってきましたが、経営効率とクオリティのバランスはものすごく難しいです。
経営効率で考えれば自社のスタッフでやりきるのが理想ではありますが、自社のスタッフだけで仕事をこなそうと思うと、できることやクオリティが限られる可能性があるのがネックです。
プロジェクトごとにベストメンバーで仕事に臨むというのは、この問題の解決方法の一つです。
僕はこれまで優秀な人たちと仕事をする機会に恵まれてきたので、どんなことも基本的にはできないことはないと考えています。
問題を解決するためのアイディアと課題をクリアするための技術があればなんだってできます。
僕らにとっても刺激的だし、ベストメンバーによるチームを組んでプロジェクトを遂行することで、結果としてクライアントの満足度も高くなります。
プロジェクト方式なら、各分野の4番打者のようなメンバーを集めてチームを構成することもできるわけです。もちろん、予算が許すならば、ですけど。
プロジェクトの中では、デザイナーもエンジニアもコピーライターもフォログラファーもやるべきことはみんな違います。だから、必ずしも同じ会社に所属している必要はないし、同じタイミングで作業をする必要もありません。実際に海外にいるメンバーもいます。
それぞれのメンバーが力を発揮できる環境をつくって、アウトプットのために呼吸を合わせるタイミングをつくればいいだけです。
WEBのプロジェクトは、こうした仕事の進め方がものすごくフィットします。
こうしたメンバーをまとめてプロジェクトを形にしていくのが、プロデューサーの仕事であり、ディレクターの仕事です。
最近はオンラインでの共同作業の環境もどんどん整っているので、プロジェクト単位での仕事の進め方は加速していくんじゃないかなと思います。
楽しみですね。
投稿者プロフィール
- プロデューサー・クリエイティブディレクター。早稲田大学政治経済学部卒業。リクルートグループ、オン・ザ・エッヂ、ミツエーリンクス、博報堂アイ・スタジオを経て独立、株式会社ブリッジを設立。WEBサイトの制作・構築から集客・販促などの活用コンサルティングまで中小企業のWEBサイトの活用をサポートしている。
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