WEBサイトをどう活用したら良いのかわからない…

「WEBサイトをビジネスの中で活用したいけれど、どんなことが可能で、どう活かせば良いかがわからない」というご相談を頂くことがあります。中小・中堅企業のご相談の場合、WEBをうまく使いこなしたいという意思はあるものの、サイトのあるべき姿のイメージがあり、現状とのギャップを把握し、課題としてはっきりと認識できているケースは実は稀です。

ブランディング、新規顧客の獲得、業務効率化、人材採用での活用といった情報を見聞きしても、自社にどのようにあてはめることができるのかをイメージするのは難しいものです。実際に解決したい課題が一つとは限らず、絡み合っているケースも多々あります。

WEBサイトの活用にはセオリーがあります

結果として、どこから手をつけて良いかがわからず、なかなか前に進めずにいる、という悩みをお持ちの方が多いようです。このページでは、私たちのこれまでの実績の中から、参考となるであろう活用事例をご紹介します。

WEBサイトをビジネスで活用するにはセオリーがあります。大切なのはセオリーを外さずに工夫を凝らすことです。私たちもセオリーを軸にしながら、クライアント課題に合わせて、これまでの経験やノウハウをアレンジして最適な解決方法としてご提案をしています。

セオリーを無視した独自の施策では、WEBサイトを機能させることは難しいでしょう。

下記の事例は、自社の課題と完全に一致しなくても、どのようなことができて、どう活用していけば良いのかのヒントになるはずです。

Case1 信頼獲得による問い合わせの強化

老舗食品加工会社様からWEBサイトを使って販路を拡大したいとうご相談を頂きました。ヒアリングを進めていくと、より規模の大きい企業からの問い合わせを増やしたいというご要望があることがわかりました。

ご相談を頂いた時点でのコーポレートサイトは、かなり前に作成されたもので、デザインは古く、文字が小さく、掲載されている製品情報も古い状態でした。SSLにも対応していなかったので、問い合わせの際に、知識のある方ならセキュリティ管理ができていない会社だと感じるでしょう。

私たちからは信頼を得られるサイトとしてのリニューアルをご提案しました。トレンドを取り入れた見やすいデザインと直感的にわかりやすいサイト構造とし、WordPressの導入により自社での情報のアップデートができる仕組みをつくりました。もちろんSSLも導入しています。

信頼感が得られるように見栄えとしてのデザインを整えるとともに、サイト訪問者が欲している情報に辿り着きやすいように構造設計と画面設計を行いました。また、コンテンツによるSEO対策を施し、運用計画をたてて定期更新と適時更新によるボリュームアップも行っています。

サイトへのアクセスが増えるとともに問い合わせの数も増えました。当初の希望であった、より規模の大きい企業からの問い合わせも入るようになり、リニューアルにより課題を解決を図ることができました。

Case2 第二創業期のブランディング・見込み客の獲得

第二創業期に入った会社様から、ブランドイメージの一新に伴うサイトリニューアルのご相談。ブランディングとともにWEBサイトに見込み客を集め、顧客獲得を目指す仕組みとしてMAツールを導入しました。

BtoBサイトでの顧客育成、顧客獲得では、潜在状態から顕在化させ、商談、受注へとつなげるためには、階段を昇るようにステップを踏む必要があります。こうしたステップを可視化して社内の営業部門と共有する仕掛けづくりとしてのサイトリニューアルのお手伝いをしました。

Case3 新規ビジネスの立ち上げ

卸業を営む会社様から、自社開発の新たな商品の認知拡大と販売の仕組みづくりのご相談を頂きました。BtoC向けにECサイトへの流れをつくること、BtoBでの引き合いを生み出すことを目的としたブランドサイトの立ち上げを行いました。新しい商品ということもあり、指名検索は期待できません。そこで、SNSと連携しながら集客を行い、プロモーション活動を展開し知ってもらうためのベースとして機能させ、メディアでも取り上げられることとなりました。

SNSはうまく使えば認知を広げることができますが、フロー型の情報であるため、見逃した人には届けることができません。そこで、ブランドサイトを用意することで、フロー情報だけではなく、ストック情報を使って告知や集客ができるようになります。

BtoCでは商品を目にした人が決裁者本人であることがほとんどなので、SNSのフロー情報でも購買行動につながるケースはあります。一方で、BtoBのビジネスにおいては情報収集をしている人と決裁者が別であることが多いので、フロー情報だけではなかなか機能させることは難しいでしょう。

そこで、情報をストックし、いつでも手に入れることができる状況をつくっておくことが重要になります。

Case4 老朽化したサイトの再構築によるイメージの刷新

無形のサービスを扱う会社様からのサイトリニューアルのご相談。前回のリニューアルから時間がたっているため、デザインは古めかしく、CMSも導入されていない状況にあるサイトを刷新したいとのご要望でした。

サイトを拝見した上でヒアリングをしてみると、イメージを刷新したいという要望には、専門用語が並んでいるサイトをもっとわかりやすく、ユーザー視点で情報を提供したいという意図があることがわかりました。

イメージの刷新とは、単純に見た目だけではなく、わかりやすい、わかりにくいといった印象も大切だというご提案のもと、コンテンツにも手を入れました。

専門用語による表現は、専門家にとってはわかりやすいサイトです。あまりにも噛み砕いた表現にしてしまうと回りくどく伝わりにくくなる可能性もあるので、バランスに注意しながらコンテンツの再編集を行いました。専門用語に明るくない方向けには噛み砕いた表現での切り口を用意し、探している情報に辿り着きやすくする一方で、専門用語が理解できる方向けにはダイレクトにサービスページにアクセスができるように配慮しました。

情報設計をもとにデザインを施し、コンテンツにも手を入れることで、イメージの刷新を図りました。これまでのユーザーへの配慮をした上で、新たな切り口を設けたことでアクセスアップにつながると同時に、アクセスあたりのページビュー数も伸ばすことに成功しました。

Case5 情報発信によるプレゼンスの強化

複数の事業を営む会社様からのWEBサイトリニューアルのご相談。当初は複数のビジネスのうちの一つのサイトの情報の拡充を図ることで集客の強化を目的としていましたが、ヒアリングをするうちに複数の事業は同じコンセプトのもとで展開されていることがわかりました。

WEBサイトがあるのはリニューアルのご要望を頂いたビジネスのみという状況だったので、当初のリニューアルのご要望に加え、より上位にあるコンセプトやアイディアを伝えるサイトも合わせて制作をするご提案を差し上げました。

なぜ、そのビジネスをやっているのか、どんなことを考えているのかを表現することで、複数のビジネスが1つのストーリーとしてつながることになりました。検索やSNS経由でサイトを訪れる人に対しての訴求力が上がるとともに、人に伝えたくなるような素敵なストーリーによって、プレゼンスの強化につながっています。

サイトに訪れてもらった人に印象付け、また来たい、もっと知りたいと思ってもらえるようなコンテンツを用意は、エンゲージメントを高めるための手法の一つです。

Case6 「らしさ」の表現と実績紹介のコンテンツ強化により問い合わせを獲得

映像制作会社様よりWEBサイトを集客・営業ツールとして活用するためのリニューアルのご相談を頂きました。映像制作会社としてかっこいいデザインにしたい、SEO対策のために他社と似たような情報を発信したくないというご意向があったため、ターゲットを絞り、その人に向けてコアな情報を発信することをご提案しました。

興味を惹きつけること、理解度をあげることが、サイトの訪問者に問い合わせをしてもらうという次の行動につながるという仮説をもとに尖ったビジュアルデザインとメッセージとともに、実績紹介の内容と見せ方に工夫をこらし内容を充実させました。結果としてアクセスアップと滞在時間が伸び、問い合わせ数アップに成功しました。

やりたいことはあるけれど、自社サイトの場合は、どのように活用できるのか、まだまだぼんやりしている…というご相談も受け付けています。お気軽にご相談ください。