橋本です。
仕事を面白くするために必要な力を考える機会があったので、ここにもメモを残しておこうと思います。
いろいろとあるのだけれど、とりあえず3つ。
リサーチ力
検索をすれば情報が簡単に手に入る時代だからこそ、必要な情報を調べて手に入れる力はとても重要です。とはいえ、ネットにつながっているからといって、誰もが同じように情報を手に入れられるわけではないんですよね。残念ながら。
リサーチというのは、ただ情報やデータを集めるということではなく、集めた情報やデータから何らかの仮説や結論を見いだすことです。調べただけでオチがないと「オイオイ…」ってことになっちゃうし、せっかくリサーチをしてもポイントを外していると「これじゃない感」が漂います。
リサーチが上手な人は、センターピンを見抜く力があり、さらには、この後で挙げる「共感力」と「想像力」を持ち合わせていますね。逆に、共感力と想像力が乏しいとかなりの確率でセンターピンを外します…。
共感力
共感という言葉は聞き飽きた感がありますが、それくらい共感する力というのは大事だということでもあります。
世の中のものごとはどんどんパーソナライズされていっているので、誰にでも当てはまるメッセージは誰にも届かなくなってきました。
だから、これまで以上にどんな時も相手の立場に立ち、相手の視点で考えることが求めらるようになってきています。共感する力がなければ相手が本当に望むものを慮ることができないので、相手の心を動かして行動してもらうことは難しいです。
僕らは子供の頃から「相手の立場に立って考えなさい」というフレーズだけを教わってきたけれど、今さらながらに「相手の立場に立って考える方法」を教えてくれれば良かったのにって思っちゃいます。
想像力
「経験がないからわからない」という人もいますが、そもそも、僕は経験があることよりも経験がないことの方が多いと思っています。経験ができることであれば、やればいいのだけれど、それが無理なら調べて共感して想像するしかないです。
当たり前のことだけど、僕らは世の中のすべてのことを経験することはできないし、すべての人から話を聞くことはできません。だからこそ、想像する力が必要になってきます。
過去のデータなどをもとに想像することもあれば、何もないところから、あるべき姿を頼りに想像することもあります。
すべてのことはやってみないとわからないから、どこまで精度をあげたとしても想像の域を出ません。新規ビジネスの立ち上げなんかはその典型ですね。大切なのは想像を形にしてからの修正力です。
うまく想像をするコツは、「ある程度の制約を設けること」と「スタート地点をはっきりさせること」だと思っています。この2つがないと単なる妄想になる気が…。
まとめ
息をするようにこの3つの力を使えるようになれば、仕事が面白くなる可能性は上がります。
逆に、こういう視点で取り組めないのであれば、オペレーションの域を出ない仕事になってしまうので、面白くならないのではないかと。
ロジカルにエモい仕事をしたいのであれば、この3つの力をどんどん高めていくしかないわけで。
投稿者プロフィール
- プロデューサー・クリエイティブディレクター。早稲田大学政治経済学部卒業。リクルートグループ、オン・ザ・エッヂ、ミツエーリンクス、博報堂アイ・スタジオを経て独立、株式会社ブリッジを設立。徹底的なユーザー視点でのWEBサイトの構築やコンテンツ制作を通じて事業課題の解決を支援している。
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