WEBサイトリニューアルの目的を明確にする

WEBサイトのリニューアルには目的があります。クライアント企業側で目的が明確になっているケースも増えました。一方で、うまく言葉にできなかったり、具体的にできないといったご相談を頂くことも多々あります。

ブリッジではサイトリニューアルを行う目的やゴール、ターゲットを明確にし、定義をするところからサポートしています。今回はWEBサイトのリニューアルの目的にはどんなものがあるのか、私たちがこれまでに携わり、経験してきたものの中から主要なものをリストアップしてみました。

ぜひ、WEBサイトのリニューアルを検討する際の参考にしてみてみください。

WEBサイトリニューアルの目的

WEBサイトのリニューアルの際には、複数の目的が設定されたり、目的が階層化されているようなケースが多いです。以下に、WEBサイトのリニューアルにはどのような目的があるのか、これまでの経験をもとにリストアップしてみました。

リニュアールの目的を検討する際のヒントになればと思います。

ユーザー体験(UX)の改善

公開から数年が経ち、古くなったWEBサイトでは、構造やデザインの問題でユーザーが求める情報を見つけるのが難しい場合があります。そのため、新しいデザインや機能を導入することで、ユーザーが簡単に求めている情報を見つけられるように改善することがリニューアルの目的となります。ユーザーが欲している情報がサイトにない場合には、コンテンツを追加や拡充をすることが必要になります。

検索エンジン最適化(SEO)の向上

検索エンジンからのアクセスを獲得することが目的であれば、SEO対策や検索連動広告などが有効です。ユーザー欲している情報や役に立つ情報を用意し、検索エンジンに最適化されたサイト構造やページ構成を取り入れた設計を行います。

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ブランド価値の向上

Webサイトは企業やブランドとの接点であり、顔となるメディアです。ブランドイメージに合わせた新しいデザインやコンテンツを導入することで「らしさ」を表現し、ブランドのイメージアップを図ります。 Webサイトのブランド価値は、デザインやコンテンツ、ユーザビリティなどを含む、総合的なユーザー体験(UX)によってもたらされます。ビジュアルデザインが優れていても、操作しにくい、欲している情報がない、わかりにくい、ページの表示に時間がかかるといった不満足は、ブランドイメージを損ねる可能性があります。

モバイルフレンドリーなサイトへの改善

スマートフォンやタブレット端末からのアクセスが増えている現代において、モバイルフレンドリーなサイトにすることはもはや必須と言えるでしょう。スマートフォンの画面にPC用のWEBサイトを表示しても、ユーザーは情報が得にくく操作もしにくいため、モバイル端末からの閲覧に適したデザインやレイアウトを導入することもリニューアルの目的となります。

コンバージョン率(CVR)の向上

WEBサイトを運営する企業や組織にとって、WEBサイトの目的の多くはユーザーをコンバージョンさせることです。商品の購入、問い合わせの受付、ホワイトペーパーや会社案内のダウンロード、メールマガジンの登録などが該当します。リニューアルによって、ユーザーがより簡単にコンバージョンするようなデザインやコンテンツを導入することが求めらます。

メンテナンスや運用の効率化

古いWEBサイトでは、メンテナンスや運用が煩雑な場合があります。HTMLの編集には専門スキルや知識を必要とするため自社での運用は難しく、学習や教育にはコストがかかります。コンテンツの追加や修正などを簡易化するためにCMS(コンテンツ管理システム)などを導入し、メンテナンスや運用の簡易化、効率化を目的とすることも増えています。

競合優位性の確保

同じ業界やテーマで多数のWEBサイトが存在する場合、リニューアルによって競合優位性を確保することが目的となります。競合との優位性は相対的に決まります。自社のWEBサイトがよくできていも、競合がそれを上回る高品質なコンテンツを作成することで優位性は変化します。優位性を保つためには、ユーザーの求める情報の提供、新しい機能やサービス、デザインなどを導入することで、他社と差別化を図ることができます。

WEBサイトの信頼性の向上

WEBサイトのリニューアルの目的でよくみられるものとして、ユーザーとの信頼関係の構築があります。ユーザーにとって有益な正しい情報を提供することでユーザーの信頼を獲得する他、安心や信頼につながらビジュアルデザインを検討します。

アクセシビリティの向上

WEBサイトは、あらゆる人々にとって利用しやすいように設計されている必要があります。例えば、視覚障がい者や聴覚障がい者、高齢者などに対してもアクセシビリティを考慮したデザインを導入することで、より多くの人々に利用してもらえるようにできます。

新しい技術やコンテンツの導入

新しい技術やフレームワークを導入することでWEBサイトの性能や機能を向上させることができます。また、それらの技術を用いたコンテンツを提供することでユーザーに新たな価値を提供することも可能になります。

コスト削減

古いWEBサイトは使用されている技術や構築方法も古いため、メンテナンスや運用に多くのコストがかかる場合があります。最新の技術やCMSを導入することで、コストを削減することを目指します。

法令対応の強化

WEBサイトは、プライバシーや個人情報保護などの法令に適合している必要があります。個人情報の取り扱い方針などを明示するなどの法令対応を行います。

ターゲット層の拡大

新たなリードを獲得するために、WEBサイトのリニューアルを行うことがあります。これまでアプローチしてこなかったターゲットに対して訴求をするために、コンテンツを増やしたり、ターゲットに合わせたデザインを採用するなどの施策を行います。

コンテンツの充実化

Contents is Kingと言われるように、WEBサイトのカギはコンテンツが握っています。リニューアルによって、ターゲットに対してより充実したコンテンツを提供することが目的となります。新しい記事や動画、画像などを追加することで、ユーザーがより興味を持てるサイトにすることができます。
以下の記事では、コンテンツマーケティングのに興味はあるけれど、どうやって始めていいのかわからないという方に向けて情報を提供しています。

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サイトのスピードアップ

WEBサイトの読み込み速度が遅い場合、ユーザーは読み込みを待ちきれず離脱してしまう可能性があります。リニューアルによりデザインやページの表示要素、外部ファイルの読み込みなどの見直しを行うことでサイトのスピードアップを図ることを目的とすることがあります。

google speed insights のようなサービスでWEBサイトの表示スピードを計測し、表示を妨げる要素を調べることができます。

ビジュアルデザインの改善

WEBサイトではビジュアルデザインも重要な要素の一つです。ブランド価値の向上やイメージアップなどを狙いビジュアルデザインの改善を図ります。ターゲットに合わせたデザインへの変更、コンテクストの表現、フォントや色の改善、画像の更新、レイアウトの変更などが該当します。

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WEBサイトのリニューアルは目的を明確にするところから始まる

WEBサイトのリニューアルは目的を明確にすることから始まります。

目的が決まれば、どのような施策を取るべきかが明らかになります。逆に言えば、目的が決まらなかったり、途中で変わってしまうようなことがあれば、リニューアルはうまくいかないでしょう。

ブリッジでは目的を明らかにするところからWEBサイトリニューアルをお手伝いしています。ヒアリングをもとに、会社や商品・サービスなどの理解を深め、WEBサイトのあるべき姿を一緒に考えます。

リニューアルをご検討の際にはお気軽にお声がけください。

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投稿者プロフィール

橋本敬(はしもとたかし)
プロデューサー・クリエイティブディレクター。早稲田大学政治経済学部卒業。リクルートグループ、オン・ザ・エッヂ、ミツエーリンクス、博報堂アイ・スタジオを経て独立、株式会社ブリッジを設立。徹底的なユーザー視点でのWEBサイトの構築やコンテンツ制作を通じて事業課題の解決を支援している。