正解じゃなくても、うまくいく。

「正解はどれ?」って聞かれると、つい探しちゃう。
たしかに正解は大事なんだと思う。
でもね、ほんとうのところ、正解なんて誰も
わからないことの方が多いんじゃないかとも思う。

たとえば、日々のちょっとした選択。
「この方法が正解?」「このやり方がベスト?」
なんて考えすぎると、動けなくなっちゃう。
だったら、「まあ、こっちのほうがいいかな」くらいで進んでみるのも悪くない。

「よりよいもの」を目指すって、そういうことなんじゃないかと思う。
一人で「これが絶対」と決めつけるより、
誰かの意見を聞いたり、試してみたり、やり直したり。
そんなことを繰り返してるうちに、
「あれ、けっこういい感じになってきたかも」と思える瞬間がくる。

正解を求めるんじゃなくて、「まあまあいい感じ」を重ねていく。
そういう考え方のほうが、肩の力が抜けて、ちょっと楽しくなる気がする。

それに、正解かどうかなんて、あとからわかることの方が多い。

「あのときの選択、正解だったのかな」と思い返すことがある。
でも、それってその時々で最善を尽くした結果なわけで、今考えても答えは変わらない。
だったら、今いる場所でできることをやるほうがずっといい。

失敗することもあるし、うまくいかないこともある。
でも、そういうのも全部ひっくるめて、
「まあ、いいか」と思えたら、
それがいちばんの正解かもしれない。

だから、今日も「これが正解!」なんて思いこまずに、
「もうちょっと、よくできるかも」と思いながら、
手を動かしていくのがいいんじゃないかな。

そうやって続けていくうちに、気がついたら
「あのときの選択、悪くなかったな」
と思える日が来るかもしれない。

プロデューサー日誌

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ブリッジ代表の橋本の日々の気づきや考えに関するコラム。

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投稿者プロフィール

橋本敬(はしもとたかし)
橋本敬(はしもとたかし)
プロデューサー・クリエイティブディレクター。早稲田大学政治経済学部卒業。リクルートグループ、オン・ザ・エッヂ、ミツエーリンクス、博報堂アイ・スタジオを経て独立、株式会社ブリッジを設立。徹底的なユーザー視点でのWEBサイトの構築やコンテンツ制作を通じて事業課題の解決を支援している。