JimdoからWordPressへの移行

Jimdoで作成したWEBサイトを運用しているものの、ビジネスの成長に伴い、WordPressへの移行を検討している方は多いのではないでしょうか?

Jimdoは無料で簡単にホームページを作成できる便利なツールですが、SEO対策や機能の拡張性を考えると、ある程度の規模のビジネスでは不十分なケースが多くなります。そのため、本格的にWEBサイトを運用し、集客やマーケティングに活用するならWordPressへの移行が有力な選択肢となります。

しかし、単にWordPressに乗り換えるだけでは十分ではありません。サイトのパフォーマンスを最大限に引き出すために、乗り換え時に押さえておくべきポイントがあります。本記事では、JimdoからWordPressへの移行時に必ずやっておきたい3つの重要なポイントを紹介します。

1. JimdoからWordPressへの乗り換え時にサイト構造を見直す

JimdoからWordPressへ移行する際、まず取り組むべきなのがサイト構造の見直しです。サイトのディレクトリ構造や内部リンクの整理をすることで、SEO効果を高め、ユーザーが求める情報にスムーズにアクセスできるようになります。

サイト構造の見直しで重要なポイント

  • ディレクトリ構造の整理:カテゴリーやページの階層を適切に設計し、情報の整理を行う。
  • 内部リンクの最適化:重要なページ同士を適切にリンクさせ、回遊性を向上させる。
  • ナビゲーションの見直し:ユーザーが迷わず目的の情報にたどり着けるようにする。

特に、Jimdoでは限られたカスタマイズしかできなかった部分も、WordPressなら自由に設計できます。これを機に、ビジネスの目的に合わせたサイト構造を整えることをおすすめします。

2. JimdoからWordPressへの乗り換え時に文書構造を見直す

Jimdoで作成したサイトをそのままWordPressに移行すると、文書構造が適切でない場合が多く見られます。特に見出し要素(hタグ)が正しく設定されていないと、SEO評価が下がる可能性があります。

文書構造の最適化のポイント

  • hタグを正しく設定する:見た目ではなく、意味に基づいて適切なhタグを使用する。
  • コンテンツの整理:冗長な表現を削減し、わかりやすい文章にリライトする。
  • キーワードの最適化:ターゲットとなるキーワードを意識しながら、文章を再構成する。

Jimdoのサイトでは、装飾やフォントサイズで見出しっぽく見せているケースが多いですが、WordPress移行時には、検索エンジンが正しく認識できるように文書構造を整理しましょう。

3. JimdoからWordPressの乗り換え時にはURLのリダイレクト処理を行う

JimdoからWordPressへ移行する際に最も見落とされがちなのが、URLのリダイレクト処理です。特に、Jimdoでは日本語のURLが使われるケースがあり、これをそのまま移行すると問題が生じる可能性があります。

現在、Jimdoでは任意のURLを設定できるようになっていますが、以前はナビゲーションに日本語を使用すると、そのページのURLも日本語になる仕様でした。日本語のURL自体は問題ありませんが、SNSなどでシェアされた際に、

のようにエンコードされてしまい、URLが長くなってしまいます。これにより、URLを見てもどのページなのかが分かりにくくなり、Google Analyticsなどの解析ツールでもページタイトルの表示を切り替えないと識別しにくいという問題が発生します。

リダイレクト処理のポイント

  • URLの統一:英数字表記に統一し、わかりやすいURLにする。
  • 301リダイレクトを設定:旧URLから新URLへ適切に転送する。
  • WordPressプラグインの活用:『Redirection』などのプラグインを使用すると、簡単にリダイレクト設定が可能。

特に、Jimdoでは日本語URLがエンコードされることで長くなり、扱いにくくなるため、WordPress移行時には適切なURL管理を行いましょう。

WordPressでは、.htaccessを編集することでリダイレクトを設定できますが、プラグイン『Redirection』を活用すると、

に自動でリダイレクトできます。このプラグインはCSVでURLの対照表を作成してインポートすることで、一括処理が可能です。これにより、1ページずつ手作業でリダイレクトを設定する手間を省くことができます。

JimdoからWordPressへの乗り換えを成功させるために

JimdoからWordPressへ移行する際に必ず押さえておくべきポイントは以下の3つです。

  1. サイト構造の見直し
  2. 文書構造の最適化
  3. URLのリダイレクト処理

Jimdoは手軽に使える便利なツールですが、SEO対策やカスタマイズ性を考えると、WordPressのほうが長期的にメリットがあります。WordPressなら、ビジネスの成長に合わせたWEBサイト運用が可能になり、SEO効果の最大化やマーケティング施策の柔軟な適用ができます。

JimdoからWordPressへの乗り換えを検討している方は、ぜひ一度ご相談ください。SEOに強いWordPressサイトを構築し、ビジネスの発展につなげるお手伝いをいたします!

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投稿者プロフィール

橋本敬(はしもとたかし)
橋本敬(はしもとたかし)
プロデューサー・クリエイティブディレクター。早稲田大学政治経済学部卒業。リクルートグループ、オン・ザ・エッヂ、ミツエーリンクス、博報堂アイ・スタジオを経て独立、株式会社ブリッジを設立。徹底的なユーザー視点でのWEBサイトの構築やコンテンツ制作を通じて事業課題の解決を支援している。