WEB集客の考え方。数字を見れば次に何をすべきかがわかります。

こんにちは。橋本です。
WEB集客と一口にいっても、いったいどれだけのアクセスを集めれば良いのかと疑問に思うことはないでしょうか。
どれくらいアクセスが集まればうまくいっていると言うことができて、逆にどれくらいならもっと頑張らないといけないのか…。
手応えがなく、もやもやしている状態でアクセス数を追うのは効率が悪いですし、何よりも精神衛生上良くないですよね。
この記事では、WEB集客の基本的な考え方についてお話をします。
WEB集客は目標を決めることから始まる
WEB集客で成果をあげるためには、最初に目標を明確にする必要があります。
目標を明確にするとは、WEBを活用してどのような成果が欲しいのか、目標となる数字を決めるということです。
WEB集客では、数字を見れば次に何をすれば良いかがわかります。
申し込みや購入、問い合わせなど、WEBを経由してどんな数字が得られれば成功と言えるかを定義します。
目標となる数字が決まれば、必要なアクセス数の目安も決まります。
例えば、月に10件の新規客の獲得を目標にするのであれば、
- WEBサイトから問い合わせをしてくれた人の10人に1人が契約をする
- サイトを訪れた人の100人に1人が問い合わせをする
という仮説のもとでは、
10人に1人が契約をしてくれるので成約率は10%。10件の新規契約が欲しければ、100件の問い合わせが必要です。
次に、100に1人が問い合わせをするので問い合わせ率は1%。100件の問い合わせが欲しければ10000人のアクセスが必要というように計算ができます。
単純計算ですが、最終的な目標値が決まれば、このように必要な数を割り出すことができます。
目標をもとに仮説をたてて検証と改善を繰り返す
10件の新規契約のためには、10000人のアクセスが必要です。
ところが実際には7000人しか訪れないサイトだとしたら、最終的な目標は達成できないことがわかります。
次にやるべきことは3000人分のアクセスを集めるか、7000人のうち100人が問い合わせをしてくれるようにすることです。
また、10000人のアクセスがあるのに申し込み数が100件に満たない場合にも、目標には到達できないことがわかります。
この場合は、問い合わせ率が1%になるように改善するか、100件の問い合わせが得られるように母数であるアクセス数を増やすことを考えます。
もちろん、母数の確保と問い合わせ率の改善の両方に取り組むことも考えられますね。
このように現状の数字を見れば、目標と現状のギャップが浮き彫りになります。
- なぜ、アクセスが集まらないのか。アクセスを集めるためにはどんな方法があるのか。
- なぜ、申し込み率が低いのか。何を改善すれば申し込み率が上がるのか。
ギャップがわかったら、うまくいかない原因と改善策の仮説をたてて、具体的な施策へと落とし込んで効果を検証します。
あとは、目標値に達するまで、これをひたすら繰り返すだけです。
ざっくりとした例ですが、これがWEB集客の基本的な考え方です。
WEB運用で継続的に改善を繰り返す
中小企業のWEBサイトの課題の多くは、自社サイトの現状把握ができていないことと適切な目標が設定されていないことにあります。
これがWEBサイトの何が問題で、どこを改善ずれば良いのかがわからないという悩みの大元です。
問題を浮き彫りにして一つ一つ丁寧に解決し、継続的な改善ができる運用体制をつくれば、WEBサイトを効果的に活用できるようになります。
投稿者プロフィール


- プロデューサー・クリエイティブディレクター。早稲田大学政治経済学部卒業。リクルートグループ、オン・ザ・エッヂ、ミツエーリンクス、博報堂アイ・スタジオを経て独立、株式会社ブリッジを設立。WEBサイトの制作・構築から集客・販促などの活用コンサルティングまで中小企業のWEBサイトの活用をサポートしている。
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