この記事では、これからECサイト作ろうとお考えの方や、すでにECサイトは持っているけど運用方法が分からない、上手く活用しきれていないと感じている方向けに、実際にどのようなECサイトを作れば購入してくれるのか、「売れるECサイト」を作るために私達が考えていること・実践していることをお伝えします。
心を動かし「欲しい」という気持ちになってもらう
ECサイトを作れば売れると思っている人はいないと思いますが、実際にどうすれば購入というアクションが起きるのかがわからないというご相談をよく頂きます。
集客が必要なのはもちろんのこと、ECサイトに来てもらった人に買ってもらうためには、「欲しい!」と思ってもらうことが必要です。どんなに素晴らしい商品でも、欲しいと思ってもらえなければ購入という行動にはつながらないのです。
私たちは、常に「欲しい」と思ってもらえるような、心を動かす表現や仕掛けづくりに取り組んでいます。
お客様が実際に購入に至る商品に出会った瞬間、どのようなことを感じて、商品を買うのでしょうか?
想像してみてください。
あなたがある日、ショッピングを楽しんでいるところに出会ったお店には、とても心惹かれるアイテムが置いてありました。
そんなアイテムに出会った瞬間、もともとピンポイントでそのアイテムを狙ってお店に入ったわけではないのにも関わらず「そうそう、こうゆうのが欲しかったんだよね!」と感じることってありませんか?
そのアイテムに心惹かれてしまった自分は、あたかも「お店に入る前からこんなアイテムが欲しかったんだ!」とずっと思っていたような感覚になると思います。
しかし「欲しい!」と感じた後、実際に買うかどうか理性的に検討し始めますよね。
費用感、そもそも必要なのか、役に立つか、、
そんなことを考えつつも本当に欲しいと思った商品はゲットしちゃいませんか?
では理性的に考えている状況から、どんなプロセスを踏むと、思わずゲットしたくなるのでしょうか?
考えを巡らせる中で、例えばおしゃれなマウンテンパーカーに出会った時「このアイテムは一つ持っているだけで、BBQやレジャーで外遊びをするのシーンで活躍しそうだな。」だったり、文房具なんかでも、学生時代を思い返してみれば
ペンケース自体はたくさん持ってるのに、何気なく文房具屋に入って、気に入ってしまったペンケースをついつい買ってしまう、なんてこと私はありました。
皆さんもそのような経験ありませんか?
お母さんに買ってもらわなければいけないような小学生のときには、理性的なお母さん相手に必死で今このペンケースが必要なんだと説得していたものです。そして決まって新しいペンケースに思いを巡らせ、どのペンを入れようか、どんなキーホルダーをつけようかなどを考えワクワクしていました。
具体的に活用出来ているシーンを想像出来たその時、「これは欲しい!」と感じ、購入していたのではないかなと思います。
つまり、この理性的な判断を乗り越えてもらい商品を購入してもらうために大切なことは、
「商品を買うことで、自分にとってどのようなシーンでプラスになるのかということ」を具体的に想像してもらうことです。
欲しいと思った商品を買うための背中を押してくれる情報が多ければ多いほど、購入に至りやすくなります。
しかし、具体的な活用シーンだけでは心を動かすようなサイトを作るには不十分で、また別の視点でサイトを考えていく必要があります。
それがブランディングの視点です。
私達が考えるブランディングは、顧客体験そのものです。
ECサイトはお客様とお店の接点となるところ、実店舗では店内の雰囲気や、店員さんの対応などに当たります。
実店舗であっても、親切なサービスをしてくれる店員さんがいるお店や、清潔な空間を保つ店舗、店舗の空間が作り出す世界観、これらすべてがその店のブランディングになっているのと同様、ECサイトでも使い勝手や、知りたい情報が書いていること、購入後のサポート等、お客様にとっての体験そのものがブランディングにつながっていると考えています。
そのため、ECサイトに訪れたお客様へファンになってもらうことや、サービスの魅力を感じてもらうために、ブランディング、つまり顧客体験そのものを重要視します。
ECサイトには超えなきゃいけないハードルがある
ノーコードでつくれるECサイト構築サービスも増え、「ECサイトを作る」こと自体はとても簡単になりました。
また、家での滞在時間を長くなり、ネットショッピングの需要の増加に伴い、ECサイトを用いて商品を販売する企業がとても増えました。
ECサイトには様々な役割があります。
- 商品の認知を広め、価値を知ってもらう
- 商品を見て、欲しいと思ってもらう
- 実店舗に行けない人への商品を届けることができる
ECサイトも実店舗と同様、運営することが欠かせません。
なぜなら、ECサイトで商品を売ることも、店舗で商品を売ることも、商品を届けるという観点では変わらないからです。
しかし、商品の実物に触れることが出来るかどうかは、実店舗とECサイトで大きく異なります。
実物にふれることが出来ないということはECサイトにとっては超えなければいけないハードルです。
「欲しい」と感じてもらうのが重要であるということは実店舗・ECサイト共に共通している点ですが、実際のものに触れないECサイトでは、実店舗より多くの説明やスペックの情報が必要になります。
そのため、具体的な利用シーンだけでなく、購入してもらうために必要な情報は何か考えるということも、心を動かす「売れるECサイト」を作るため必要なことであると私達は考えます。
投稿者プロフィール
- プロデュースチーム ディレクター。早稲田大学人間科学部卒業。大阪出身。
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