Webサイトに使う素材や原稿の準備の仕方・作り方

この記事では、ホームページの運用を任されているウェブ担当者やウェブサイトに掲載する原稿を書きたい方向けに、考えていることを言葉にするノウハウを提供します。

言葉にすることは悩みを減らすこと

「分からないこと」があると人ってストレスを感じると聞いたことありませんか?
例え聞いたことがなくても、”勉強で分からない設問”、”タスクが溢れかえっていて何から手を付けたら良いか分からない”…等
ご自身の経験を思い出してみてください。簡単に想像がつくと思います。

“タスクが溢れかえっていて何から手を付けたら良いか分からない”場合、タスクを洗い出して、優先順位をつけて整理することで、目の前のタスクに集中することが出来ます。

まさにこの言葉にする工程が、ウェブ制作をする上では特に大切になってきます。

ウェブサイトを作りたい!と考えているウェブ関係者出ない方にとっては、ウェブサイトって複雑すぎて、きっと「分からないこと」だらけだと思います。
そんな時、 言語化は「分からない」ストレスを減らす助け になります。

ウェブサイトを作るにあたって、言語化が必要な理由はもう一つあります。
それは、 ウェブサイトは目的が決まっているもの だからこそ、 目的達成のための必要不可欠な手段 であることです。

ウェブサイトを作る目的とは、

  • お問い合わせを用いて集客する
  • ブランディングをして企業イメージを改善したい
  • 新サービスをリリースしたので、サービス認知を広めたい
  • ECサイトから全国のお客様に商品を購入してほしい
    …などが挙げられます。

もちろん一つに絞らないといけないのではなくて、複数の目的をかけ合わせることもよくありますのでご安心を。

正解がないものって、決めるしかない

ウェブサイトってほんと複雑ですよね。
それなのに、「どんなウェブサイトを作りたいか?ウェブサイトを通じで何を実現したいのか?」と漠然とした質問を投げかけられたら、困ってしまうのも当然です。

機能性も重要だし、サイトを見たお客様の心を動かすような、自社の「らしさ」を感じてもらえるようなサイトを作りたい。

「自社らしさ」をアピールするためには、クリエイティブの力が必要ですよね。
みなさん、このクリエイティブの部分のイメージが浮かばなくて制作会社に発注するのではないでしょうか?

しかし、どんなクリエイティブが正解なのかは誰も分かりません。そもそも正解ないものだったり。
私達はもちろんクリエイティブを生業としている以上、正解に近づけるため最大限の努力をします。
この最大限の努力の鍵が言語化にあると考えます。

改めて、ウェブ制作で言語化がなぜ重要だと思うのか。
それは、 サイトで実現したい目的は決まっている のに 正解がないもの だから、 最適解を探し決める ためです。

抽象的な話が続いてしまっていたので、ここで少し具体的にお話しします。

ECサイトを使ってウェブでバッグを販売したい場合

ECサイトの機能といえば
ショップカート、在庫管理、決済機能 …どのサイトでも大きな差は生まれません。

他社との差別化をし、自社らしさを感じてもらうためのクリエイティブをするところは、

  • トップに大きく映し出すブランドイメージ
  • 商品の紹介
  • 商品一覧に掲載する写真
    このようなところが想像出来ると思います。
    これだけでも動画・写真・アップ・引き・正面・斜め・イラスト…たくさん選択肢として出てきます。
  • 商品の説明したい → 商品の特徴や強みをアピール
  • バッグを売りたい → バッグの特徴を言語化する
    • 丈夫な生地 → アップで撮ろう
    • 撥水仕様 → 水に濡れても弾くイメージ写真を撮ろう
    • 整理整頓ができる → どのポケットに何を入れたら便利なのか、生活の中で使用用途がわかるイメージで撮ろう

強みを言葉にするからこそ、どのような素材が必要なのかがわかるようになりました。

ここで、言語化の工程を踏まなかったらどうなるか想像してみます。

制作側が言葉にしないで作業をすすめると、
「どんなバッグか知ってもらうために、とりあえずいろいろな角度から撮って、あとはお客さんにイメージしてもらおう」
となるかもしれない。

発注側が言葉にする工程を踏まないと、
「それっぽくなったけど、ベストじゃない気がする。。」

どんなものであっても正解はないから、何が背中を押してくれるのか。
その答えが 「言葉にすること、決めること」 です。

綺麗に考えなくていい

言語化するためのプロセスをまとめてみました。

  1. 粒度関係なく 一旦思いつく限りのキーワードを書き出してみる。
  2. カテゴリに分けたり、抜け漏れやダブリがないように 慎重に確認する。
  3. 同業種・異業種問わず参考にできるようなものをリサーチしてキーワードを増やす。
    たくさん書き出し、整理したことで、「あれもいいな、これもいいな」と惑わされることなく、適切にヒントを探すことができます。

誰もがわかるシンプルな言葉を使う

ここで注意なのが、人によって感じ方が変わる言葉を使わないことです。
例えば、リサーチの時に出会った、頭に残っている魅力的な広告やサイトのキャッチフレーズなどです。
つい頭に残りやすいフレーズを使いたくなりますが、シンプルな要素で考えることが言語化する上では重要です。

私もウェブ制作を作るにあたって必要な言語化は日々トレーニング中ですが、上記のプロセスや「綺麗に考えなくていい」ことを心がけています。

綺麗に考えることをやめると、プロセスの1つ目の要素を洗い出すこと、めっちゃはかどります。

無駄なことなんて一つもない

意外にもスタンス面も重要だとも考えておりまして。

上記のECサイトの例であれば、
ECサイトで販売されているバッグは世の中にいくらでもあるので、 自分のブランドのバッグを見てくれたお客さんには少しでも欲しい! と思ってもらいたい。
だから、 このバッグを買うことでお客さんの生活をプラスにしてくれると感じてもらえるような特徴をアピール できるように考えたい。
そのために、言語化の工程は惜しまない。
「このバッグがお客さんにとってどんな良いことがあるのだろう」「このバッグが優れているポイントは何だろう」と言葉にする工程を大切にします。

また、「一緒に考えながら言葉にしていく」ことが最終的な意思決定の背中を押してくれると考えています。
なので、私は依頼主様のビジネスについてたくさん質問させていただきます。一見関係のないようなこともたくさんお話お聞きします。

プロセスの1番のように、依頼主にとって大切なことや、ウェブ制作で達成したいゴールなど、お聞きしたことをもとに書き出してみます。(それはそれは私にしか読めない字で)

認識のズレを小さくしていくこととで、だんだんビジョンやゴールが明確になっていき「言語化」出来るようになります。
しっくり納得できる言葉に出会ったときには、ちょっとした爽快感を味わえます。

一見、遠回りのようなプロセスにこそ、価値がつく、そう信じています。