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中小企業などがWEBサイトをうまく活用できてない、問い合わせがない、増えないとった悩みをお持ちの場合、解決すべき課題には大きく2つのパターンがあります。

もし、問い合わせを増やしたいとお考えであれば、アクセス状況を見ながら、まずは次のポイントをチェックしてみてください。

アクセス解析ツールを見れば、現状どんな問題を抱えているのかがおおよそわかります。

そもそも会社の存在を知られていない

問い合わせがない、少ないという場合、そもそものアクセスが少なすぎることが原因だったりします。

アクセスが少ないということは、会社の存在を知られていない可能性が高いと考えることができます。

社名や商品名による指名検索や自社がサービスを展開している分野でのキーワードでの流入が少ないのであれば、まずはアクセスアップを狙います。

とにかく自社の存在を知ってもらうことを考えます。

広告を出したり、検索エンジンからの流入を狙ってコンテンツを作る、ソーシャルメディアを活用するなどの方法でアクセスアップを狙うのが常套手段です。

ただし、検索エンジンからの流入を狙ってコンテンツをつくる方法は時間がかかるので、即効性が欲しければ広告を活用した方がよいでしょう。

ニッチな分野であれば、マーケット自体が小さく、自社に関連するキーワードが検索される回数が少ないことが多いので、切り口を変えるなどして大きなマーケットを狙う必要があります。

ちなみに、どんなにアクセスがあっても自社のサービスと関連性のないキーワードでの流入は問い合わせには結びつきません。

必要なのは、自分の会社や商品・サービスに興味のある人のアクセスです。

自社の強みや魅力が伝わっていない

アクセスがあるのにお問い合わせに結びつかない場合には、自社の強みや魅了が伝わっていない可能性があります。

会社名や商品名で検索をしてサイトに訪れたのに、「期待した情報がなかった」「魅力を感じなかった」などの理由で、お問い合わせという行動をとらずに去ってしまうケースです。

この場合は、自社の強みや魅力を伝えるためのコンテンツを充実させることが必要です。

見込み客の視点での訴求を図るコンテンツを用意したり、お客さまの声(インタビュー)などによって、集めたアクセスに対して自社をアピールしていきます。

強みや魅力を伝えるコンテンツを拡充していくことは、検索エンジン対策にもなります。

ニッチな分野でアクセスが少なくても、安定して問い合わせがあり、成約率が高い場合には、強みや魅力がしっかり伝わっているということです。

その場合には、広告を使うなどしてアクセスを増やせば、問い合わせをさらに増やすことができる可能性があります。

存在を知られていないし、自社の強みや魅力も伝わっていない

上記二つの課題の合わせ技です。

この場合には、まずは魅力訴求を図るコンテンツをつくること。その上で、広告やソーシャルメディアなどを使って、多くの人に魅力を伝えるためのルートを増やすことが有効です。

検索エンジン対策のコンテンツはつくるのに時間がかかること、つくったあとに機能するまでには時間がかかるのが難点です。

ただし、コンテンツをつくった後は広告を使って集客をすることで時間を短縮することができます。

まずは自社の強みや魅力を明らかにしてコンテンツに落とし込むところからですね。

アクセス解析ツールを活用しよう

課題解決のために最初にやるべきことは「現状を把握すること」です。

  • アクセスがないのか
  • 自社の強みや魅力が伝わっていないのか
  • その両方なのか

といった観点でアクセス解析ツールを見てみると、次にやるべきことのアタリをつけることができます。

ツールを使って現状把握をし、あるべき姿とのギャップを測定し、どうやったら埋められるかを考えていくということですね。

投稿者プロフィール

橋本敬(はしもとたかし)
プロデューサー・クリエイティブディレクター。早稲田大学政治経済学部卒業。リクルートグループ、オン・ザ・エッヂ、ミツエーリンクス、博報堂アイ・スタジオを経て独立、株式会社ブリッジを設立。WEBサイトの制作・構築から集客・販促などの活用コンサルティングまで中小企業のWEBサイトの活用をサポートしている。