橋本です。
WEBの世界に限った話ではありませんが、ものごとというのは、どんなこともやってみないとわかりません。
行ってみないとわからない。買ってみないとわからないし、使ってみないとわからない。食べてみないとわからない。
情報はいくらでも手に入りますが、実際にやってみるまでは実際にどうなのかはわかりません。
人は何かをする時、損をしたくないという気持ちが働くので確実なものを選びたがります。
でも、未来のことなんて誰にもわからないから、実際には確実なものなど存在しないんですよね。
再現性に期待できるのは再現できる範囲のことでしかない
フレームワークなどを使えばある程度の再現性は期待できるけれど、期待できるのは再現できる範囲までです。
再現できる範囲内で無難に収めようと考えれば考えるほど、競合他社との差別化は難しくなります。
ホームページの制作やWEBの活用も例外ではありません。
大事なのは、誰もが再現できる範囲を超えて何にどう取り組むかなんですよね。
やってみてうまくいかなかったとしても、うまくいくまで改善すれば良いだけだし、それでもダメならやめて次の方法を試せば良いだけです。
この考え方をもってWEB活用に取り組める会社は本当に強いです。
再現性のノウハウを自社に蓄積しながら、その範囲を広げていくことができるからです。
他社がやっていないことに取り組むので先手をとってリードを広げることができるし、うまくいかないこともトライアンドエラーを返しながらデータを蓄積し、改善によって再現性を高めることができるようになります。
よく「うまくいっていることはマネをすれば良い」と言われますが、マネをするのって意外に難しいんです。
表面的なことはいくらでもマネができますが、裏側でどんなロジックのもとでやっているのかがわからないので、マネするだけではうまくいかないことは結構あります。
中小企業がWEB活用において「やれること」「やるべきこと」はたくさんある
大手企業は、新しい手法やサービスに敏感で積極的に取り入れるので差をつけにくいのですが、中小企業や小規模事業者の場合は、そもそも手法やサービスを知らないというケースが多いんです。
今の時代、サイトを普通に作るだけでは何も起きません。
「ホームページをつくりました」から抜け出すためには、効果が見込めそうなものを取り入れてどんどん仕掛けていくことです。
ですが、中小企業はこうした試みをしているところは本当に少ないんですよね。
だから、他社がやっていないことをやるだけでもある程度の成果が見込めるというケースは結構あります。
ただし、なんでもかんでもやればいいということではありません。
問題は何か、課題は何かとブレークダウンした時に、解決方法の選択肢をどれだけ持っていて、どれから取り組むかを見極めることが大切です。
とはいえ、自分たちで情報を集めて選択肢を増やし、取り組むというプロセスをすべて自社でやるのは、かなり難易度が高い話です。
その部分は外部のパートナーと組んだ方が確実にうまくいきます。
WEBを活用したいのであれば何かが起きるのを待つのではなく、WEB活用のパートナーと協力してどんどん仕掛けていくことです。
頑張っているなぁと思う企業には、ほとんどの場合、良いブレーンが入っていますね。
5月29日
午前中はプレスリリースを控えたクライアントの情報ページの準備と新規サイト立ち上げのクライアントにお願いしたいタスクを整理して伝達。
自分の集中力の高さに驚く(笑)。
午後はサイトリニューアルから継続して運用コンサルをさせて頂いているクライアントとのオンライン月次定例。
現状の施策の経過報告と次の施策の提案、ブレスト。
これまでコツコツと取り組んできたことは一定の成果を出しつつも、ある程度のところまで到達したのでボチボチ頭打ちが見えてきたんですよね。
なので、新しい切り口をいくつか考えていたのですが、その中で一番面白そうな(効果が期待できそうという意味で)ものを提案したところ、
「やってみないとわからないから、とりあえずやってみましょう」ということで即OK。
こんな感じでやってみたことがブレークスルーにつながったりするんですよね。
クライアントの業界ではたぶんやっているところはないだろうからとても楽しみです。
投稿者プロフィール
- プロデューサー・クリエイティブディレクター。早稲田大学政治経済学部卒業。リクルートグループ、オン・ザ・エッヂ、ミツエーリンクス、博報堂アイ・スタジオを経て独立、株式会社ブリッジを設立。徹底的なユーザー視点でのWEBサイトの構築やコンテンツ制作を通じて事業課題の解決を支援している。
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