ここ数年、WEBサイトのプロデュースをする中で少なからず違和感を感じることが多い。
いろんなことが検索ありきで決まっていくということに対して、窮屈さを感じるというかなんというか。人々が検索をして情報を探す以上、しかたのないことだとはわかっているけれど、やはりどこかでつまらないなぁという思いがある。
ターゲットとなる人が、何を考え、どんな言葉で検索をするのかを先回りしてコンテンツをつくる、というのがコンテンツマーケティングの基本だけれど、これだけでは差別化は難しい。
ロジカルに考えれば、ほぼ同じ答えにたどり着くし、コンテンツのボリュームで競うことに意味はないと思っている。
消耗戦を抜け出すには、「らしさ」をつくっていくしかないのだ。
そう、「らしさ」だ。
差別化について考えるのも大切だけれど、自分たちらしさを表現して独自化をした方が楽しいし、ビジネスもうまくいく。
検索エンジン対策では、ターゲットにとって「役に立つ情報」を発信することが求められるけれど、そこはしっかりと押さえつつ「役に立つ会社」だったり「役に立つショップ」としてみんなに知ってもらうことを目指そうというのが、僕たちの考え。
シンプルに指名検索でサイトに来てもらえるようになろうということ。
「ねばならない」「べきだ」の中で戦っている限りはブレークスルーは起きない。
ありきたりの発想を捨てて、チャレンジをしていかないと会社も社員も面白くないじゃないか。
トレンドのワードに乗っかるなら「シン・ブリッジ」となるようにそろそろ変わるぞということかな。
4月1日に迎える新卒の新しい仲間へのメッセージを考えていて、今自分が思っていることをストレートに話すとしたら…と考えついたのは、こんなことでした。みんなと一緒に面白い仕事をする面白い会社にしていきたい。
投稿者プロフィール
- プロデューサー・クリエイティブディレクター。早稲田大学政治経済学部卒業。リクルートグループ、オン・ザ・エッヂ、ミツエーリンクス、博報堂アイ・スタジオを経て独立、株式会社ブリッジを設立。徹底的なユーザー視点でのWEBサイトの構築やコンテンツ制作を通じて事業課題の解決を支援している。
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