![クリックされるメタディスクリプションの書き方](https://the-bridge.jp/wp-content/uploads/2023/10/meta-description.png)
この記事は、どのような点に留意してメタディスクリプションを書けば良いかのポイントをお伝えします。
メタディスクリプションの書き方を知りたい方や、書き直そうとしている方はぜひお読みいただき、設定にお役立てください。
- 1. メタディスクリプション(Meta Description)の役割
- 1.1. ユーザーがページをクリックするか決める要素とは?
- 1.2. Googleがページの内容を判断する材料とは?
- 1.3. メタディプクリプションを設定しないとどうなるのか
- 2. クリックされるメタディスクリプションの書き方
- 2.1. 1.ページの内容・概要を書く
- 2.1.1. Googleによる書き換えはなぜ起こるのか
- 2.1.1.1. メタディスクリプションに書かれている内容と検索クエリとの関連性が低い
- 2.1.1.2. メタディスクリプションの品質が低い
- 2.1.1.3. 動的に生成されたページ
- 2.2. 2.ユーザーが得られる有益な情報を書く
- 2.2.1. 前半部分にユーザーが知りたいことを書く
- 2.2.2. 端末ごとの文字数も考慮する
- 3. メタディスクリプションを作成する際の注意点
- 3.1. 他のページのメタディスクリプションとの重複を避ける
- 3.2. キーワードを詰め込まない
- 4. SERPs(サープス)での表示を確認する
- 5. まとめ
メタディスクリプション(Meta Description)の役割
メタディスクリプションは、概要を検索エンジンへ正しく伝えるために記述するメタタグの一つです。WEBページには表示されませんが、検索エンジンの結果ページ(SERPs)で表示される短い説明文であり、ユーザーがページの内容を一目で理解するのに役立ちます。
ユーザーがページをクリックするか決める要素とは?
GoogleやYahooなどの検索エンジンは検索結果画面にページのタイトルとサイトの概要であるディスクリプションを表示します。
ユーザーにページをクリックしてもらうためには、ページの概要を伝え、ユーザーの関心を引き、そのページが「まさにその情報が知りたかった」「探していた情報がここにはありそう」だと思ってもらうことが大切です。
あなたも欲しい情報を探すため検索をするときに、どの記事をクリックしようか迷ったことはあるのではないでしょうか。
ユーザーは検索結果画面で、ページのタイトル・メタディスクリプションなどを順次に確認し、クリックすべきかどうかを判断します。
検索結果のページの内容を簡潔かつ適切に要約された文章かつ、その内容がユーザーの求めている内容と関連性の高いものだと分かるものであれば、ユーザーにクリックされやすくなります。
つまり、メタディスクリプションが検索結果に直接影響を与えるわけではありませんが、間接的にクリック率(CTR)を向上させることで、SEO効果を高めることができます。
ページをクリックするか決める要素であるメタディスクリプションは、サイトへのアクセス数の観点からも重要だと言えます。
Googleがページの内容を判断する材料とは?
Googleの検索エンジンはユーザーにとって有益なコンテンツと判断すれば上位表示させたり、有益なコンテンツ出ないと判断すれば順位を落とすなどの対応を常に行っています。
メタディスクリプションは、Googleの検索エンジン最適化するプロセスの中で重要な役割を担います。
検索エンジンがページを評価・検索順位を決定するまでの流れは以下のようなステップを踏みます。
(1)クローラー(検索エンジンのロボット)がサイト巡回
↓
(2)ページの情報を収集
↓
(3)クローラーがGoogleのデータベースにページの情報をインデックス(整理して保存)
↓
(4)ページの評価に基づき、検索順位を決定
上記のような流れでページを評価するため、(1)と(2)の検索エンジンに内容を理解してもらうプロセスは非常に重要です。
しかし、注意しておきたい点として直接SEOに効果があるわけではないということです。
Googleの検索順位を決めるための要素にメタディスクリプションは入っていないと言及されています。
つまり、メタディスクリプションを設定したから検索順位が上がるということや、ディスクリプションの内容にキーワードが入っているから検索順位が上がるなどの直接的な効果はないということになります。
メタディプクリプションを設定しないとどうなるのか
ではメタディスクリプションを設定しないとどうなるのでしょうか。
メタディスクリプションを設定しないままでいると、概要文が表示されないのではなく、Googleが検索キーワードと関連があると判断したページ内のテキストを自動で表示させます。
しかし、ページの中から持ってきた文章のため、断片的で不自然な文章が表示されてしまうこともあります。
ユーザーはそのページに知りたいことがあるのか判断しづらく、結果的にクリックされにくくなります。
ページに書いてある内容を決まった文字数にまとめるのは大変な作業ですが、作ったページを多くの人に見てもらうためディスクリプション用の要約文を準備することをおすすめします。
クリックされるメタディスクリプションの書き方
では、クリックされるメタディスクリプションとはどのようにして書けばいいのか。
抑えるべき3つのポイントがあります。
- ページの内容・概要が書いてあること
- ユーザーが知りたいことがあるということ
- 表示される文字数内に収めること
これらの3つのポイントはなぜ大事なのか、メタディスクリプションの書き方についてお伝えします。
1.ページの内容・概要を書く
クリックした先のページに何が書かれているのか、メタディスクリプションに概要をまとめることでユーザーが知りたい情報だとわかり、早く見つけてもらえるようになります。
また、それ以外にもページの概要を書いたほうがいいとされる理由があります。
Googleによる書き換えはなぜ起こるのか
メタディスクリプションを設定しているにも関わらず、Googleはユーザーに最も関連性の高い情報を提供するために、ページに設定されたメタディスクリプションを無視し、独自に生成したスニペットを表示することがあります。
特に以下の場合にその傾向が強まります。
メタディスクリプションに書かれている内容と検索クエリとの関連性が低い
メタディスクリプションが検索クエリに対して関連性が低いと判断された場合、Googleはページのコンテンツからより適切なスニペットを生成します。
メタディスクリプションの品質が低い
メタディスクリプションの品質が低い、つまり内容が曖昧であったり、魅力的でなかったりする場合、Googleはユーザー体験を優先して別のスニペットを表示します。
動的に生成されたページ
一部の動的に生成されたページでは、メタディスクリプションが適切に設定されていない場合があります。このような場合、Googleはページ内容から自動的にスニペットを生成します。
もしも、設定した内容と検索結果ページに表示される内容が異なる場合には、ページの内容との関連性や品質を見直すことをおすすめします。動的に生成されるページでも、個別にしっかり設定することができないかを確認すると良いでしょう。
2.ユーザーが得られる有益な情報を書く
メタディスクリプションには、ページを読むことでどんな「ユーザーにとっての有益な情報」が得られるのかを簡潔に書くことも重要です。
ユーザーにとってクリックするという行動はコストであると言われます。
つまり、クリックの対価として、そのページには探している情報があることや、悩みが解決すると判断されることが必要です。
いざ書き手に回ると、自分の伝えたいことを書きたくなることもあります。
しかし、ユーザーは読む価値があるかどうかを判断するため、ページタイトルとディスクリプションに書かれている内容を読みます。
そのため、ユーザー視点で有益な情報が書かれてあるということをアピールしましょう。
前半部分にユーザーが知りたいことを書く
ユーザーは知りたいことをベースにキーワードを入力し、探したい情報を探します。
説明文にもキーワードが入っていると、ページに欲しい情報がありそうだと判断しやすくなります。
検索結果画面では、検索キーワードと一致したキーワードがメタディスクリプションに入っている場合には目立つよう太字で表示されます。
端末によって、文字数制限で表示されなくなるので、対策したいキーワードはなるべく前半部分に入れるようにしましょう。
端末ごとの文字数も考慮する
検索結果画面に表示される文字数には制限があり、PCはスマホなど使う端末によって表示される文字数が異なります。
文字数を超えてしまうと「…」のように表示されなくなります。
そのため、ディスクリプションの内容を決める際は文字数も意識する必要があります。
検索結果画面に表示されるディスクリプションの文字数から目安は以下になります。
- PC:120文字程度
- スマホ:50文字程度
最近はスマホで検索する人が多くなっているのでスマホの文字数を基準に書けばいい、という訳ではありません。
大切なのは、ユーザーの使用頻度が高いであろう端末を考慮し、ディスクリプションを書くということです。
メタディスクリプションを作成する際の注意点
他のページのメタディスクリプションとの重複を避ける
異なるページで同じメタディスクリプションを使用すると、検索エンジンにとってのページの区別がつきにくくなります。それぞれのページにユニークなメタディスクリプションを作成しましょう。
キーワードを詰め込まない
キーワードを詰め込みすぎると、不自然な文章になり、逆効果です。ユーザーが読みやすく、理解しやすい自然な文章を心がけましょう。
SERPs(サープス)での表示を確認する
SERPs(サープス)とは、Search Engine Result Pagesの略で検索結果画面のことです。
設定したメタディスクリプションが実際にSERPs上でどのように表示されているかを確認することで、よりユーザー視点で修正や調整を行うことができます。
以下のようなプラグインを活用することで、公開前にSERPs(サープス)でどのように表示されるかを確認することができます。
公開後は変更しても反映までに時間がかかってしまうので、事前に文字数をカウントし調整できるようなプラグインを活用してみてはいかがでしょうか。
まとめ
この記事では、メタディスクリプションの役割や、クリックされやすいメタディスクリプションの書き方のポイントをお伝えしました。
3つのポイントを確認しながらメタディスクリプションの設定や調整をしてみてくださいね。
- ページの内容・概要が書いてあること
- ユーザーが知りたいことがあるということ
- 表示される文字数内に収めること
ページの内容を変更したタイミングでもディスクリプションを見直すこともおすすめです。
投稿者プロフィール
![藤田 琴音](https://the-bridge.jp/wp-content/uploads/2023/06/misc-lrc-30-2-210x140.jpeg)
![藤田 琴音](https://the-bridge.jp/wp-content/uploads/2023/06/misc-lrc-30-2-210x140.jpeg)
- プロデュースチーム ディレクター。早稲田大学人間科学部卒業。大阪出身。