橋本です。
WEBサイトの活用は仮説と検証の連続です。以下の3つをエンドレスにぐるぐると回します。これは企業の規模や業界が違っても考え方や取り組み方は同じです。
- 戦略を決めて仮説にもとづき施策をうつ
- 施策の効果を検証する
- 検証をもとに再度仮説を立て、改善施策をうつ
これからWEBを活用しようと本腰を入れる会社さんであれば、まずは戦略をしっかりと作り込むことです。
SEOや広告、SNSなど、ネットには戦術に関する気になる情報があふれていますが、まずは戦略を固めるところからです。
次に、戦略をもとに具体的な施策を検討するのですが、この段階では仮説をもとに施策を実施することになります。
実績やデータがない状態なので、まずはやってみるということですね。
やってみた結果を検証して、ダメなところは再度仮説を立てて改善のための施策をうつというサイクルを繰り返すのですが、このサイクルを回すにあたって重要なことがあります。
それは、柔軟性です。
WEBサイトを柔軟性をもったつくりにしておくかがポイントになります。
初期の段階でガチガチに作り込まない
初期の段階では、とにかくやってみないとわからないことばかりなので、仮説と検証の結果をサイトに素早く反映して次のサイクルを回せるかどうかが成功のカギを握っています。
キャッチコピー、ビジュアル、ページ内の要素、コンテンツの内容などは仮説と検証のサイクルの中でより良い方向へと寄せていくことになります。
ここでガチガチに作り込んでしまっていると、手を入れるのに時間と労力がかかって改善のスピードが鈍ってしまいます。
特に顧客獲得型のウェブサイトの場合は、反応を見ながら改善を繰り返すことになるので柔軟性を欠いたサイトは機能しません。
シンプルなデザインと構造をとっておけば、状況に応じてどんどん変えていくことができます。
なので、弊社では、これまでのデータ少ない、あるいはデータがない会社さんには、柔軟性を重視したシンプルなデザインの提案をしています。
こうした進め方は、運用段階に入ってからクライアント企業が自社でトライアンドエラーのサイクルが回しやすいと好評です。
WEB活用の成功の秘訣は柔軟性にあり
柔軟性をもつべきなのはデザインや構造だけではなく、人間も同じです。
自社のビジネスや顧客に対してのイメージを明確に持つことは良いことですが、思い込みにならないように注意が必要なことがあります。
プラスに働くべき「強み」や「こだわり」が、気がつかないうちにマイルールとなってしまうというケースです。
やってみてうまくいかなかったり、思ったものと違う結果が出た場合には、検証を重ねながら考え方と対応を変えていくことが求められます。
良い方にひたすら寄せていくというのがWEB活用を成功させるための基本的な考え方です。
時には、WEBサイトやコンテンツだけではなく、商品やサービスもWEBに合わせて最適化をかけることもあります。
WEBで販促を行うのであれば、WEBに合わせて売りやすい形態をとった方が良いからです。
小さく作って大きく育てるというコンセプトをもって取り組む
柔軟性をもって取り組むことのメリットは、アイディアが出やすくなること、そして、そのアイディアを試しやすいということです。
ウェブサイトの運用支援サービスを活用頂いているクライアントの中には、毎月のようにキャンペーンの企画をたてて実行されている会社さんもいます。
WEB活用のポイントは、小さなトライアンドエラーを繰り返してベターな結果を求めることにあります。
小さく作って大きく育てるというコンセプトをもとにサイトを作り、運用していけば、成果を積み上げていくことができるようになります。
投稿者プロフィール
- プロデューサー・クリエイティブディレクター。早稲田大学政治経済学部卒業。リクルートグループ、オン・ザ・エッヂ、ミツエーリンクス、博報堂アイ・スタジオを経て独立、株式会社ブリッジを設立。徹底的なユーザー視点でのWEBサイトの構築やコンテンツ制作を通じて事業課題の解決を支援している。
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