橋本です。
出張で岡山に行って来ました。
17日の朝から3本ほど打ち合わせが入っていたのでなかなかの密度でしたが、自社で立ち上げた新サービスも導入の内定を頂き、充実した出張となりました。
今回も仕事のあとはおいしいものを食べて飲んで楽しかった。これは東京にはない楽しみです。なんて書いていると脱線しそうになるので話をもとに戻します。
地方に出張するたびにいつも思うのは、「地方の中小企業のネット活用にはまだまだのびしろがある」ということ。
と同時に「もったいないなぁ」と感じることが多いです。
地方の企業こそ今なら大きなチャンスがある
地方の企業がWEBを活用するなら、今が大きなチャンスです。
なぜなら、同じ地方のライバルもネットを活用できていない状況だからです。WEBサイトを持ってはいても活用できている企業はまだまだ多くはありません。
ライバルもさほど強くない今の状況であれば、ライバルに先んじてネットを活用していけば、優位に立てる可能性も高いでしょう。
ですので、今のうちに本気で取り組み始めれば面白いことになるのになぁと思うのですが、「ライバルもたいしたことやってないから」という横並び感でなかなか本気モードにならないケースが多々あります。
地方の企業に一番必要なのは、本気でWEBを活用しようという意欲じゃないかと感じています。
地方でもネットを活用している企業は、マーケティングの視点をもって地域的な特性や自社の強みを何度も見直して試行錯誤を繰り返しながら、ノウハウをどんどん蓄積しています。
成功体験も失敗体験もすべて貴重なノウハウです。
蓄積されたWEBマーケィングや自社サイトの運用ノウハウは、簡単には追いつけない違いとなっていきます。
WEB活用のキーワードは「小さく始めて大きく育てる」
これまでの経験上、地方の企業がネットを活用していこうと考えた時に最初にクリアすべきことは、「WEBを活用する」というのはどういうことなのかをしっかりと理解することです。
ライバルもネットを活用できていない状況であれば、身近なところに成功事例がないので、自分のビジネスの中にWEB取り込んで活用していくということに対してのイメージが湧かないという声を聞きます。
検索をして情報を探せば、さまざまな事例を見つけることができます。実際に事例の中には学べるものがたくさんありますが、本質的なことは実際に自分でやってからでないと理解できないものです。
ネットをビジネスで活用するには「型」があります。その型にもとづいて、まずはやってみるしかありません。
WEB活用のキーワードは「小さく始めて大きく育てる」ということです。最初から作り込まれたデザインも複雑なマーケティングの仕組みも必要ありません。
最初にやるべきことは、集客、商品訴求、販売、ブランディング、採用など、WEBサイトをどんなことに使いたいかを決めて、「自分の会社だったら…」と考え、自社のビジネスをその型にあてはめてみることから始めます。
今やるべきこと、それをクリアしたら次にやるべきことを見据えて一つ一つ進めていけばよいのです。
大きな企業は予算をつけて外部の力を借りて進めていきますが、予算を潤沢に割り当てられない中小企業は自社でコツコツと取り組むしかありません。
コツコツとやり続けるというのは言葉で言う以上に難しく、続けられない会社がほとんどです。
だからこそ、続けることができる会社だけが目にする景色があるのです。
投稿者プロフィール
- プロデューサー・クリエイティブディレクター。早稲田大学政治経済学部卒業。リクルートグループ、オン・ザ・エッヂ、ミツエーリンクス、博報堂アイ・スタジオを経て独立、株式会社ブリッジを設立。徹底的なユーザー視点でのWEBサイトの構築やコンテンツ制作を通じて事業課題の解決を支援している。
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