コンテンツマーケティングやSEO対策に取り組んでいる、もしくは興味のある人であれば、「トピック」「キーワード」という言葉を目にしたことがあるのではないでしょうか。
SEO対策においては、両者はお互いに関連しており、効果的なSEO戦略を進めるためには、両方を考慮する必要があります。
この記事では、トピックとキーワードの違い、WEBコンテンツによるSEO対策を行う際に必要となる基本的な考え方についてお伝えします。
SEO対策におけるトピックとは
トピックはウェブサイト全体やコンテンツ戦略全体に関連するものであり、特定のキーワードに限定されません。SEOにおけるトピックの選定は、検索エンジンがコンテンツの関連性や質を判断する際に重要になります。
トピックとは、具体的にはWEBサイトやブログ記事、コンテンツのテーマを指します。これは、特定のアイデアや概念を広い範囲にわたってカバーするもので、読者が興味を持ちそうな内容をまとめたものです。
例えば、「健康」をテーマにしたWEBサイトでは、健康に関するさまざまなキーワードを含むコンテンツを提供することになります。
このように、トピックはコンテンツの方向性や専門性を示す重要な要素であり、WEB戦略のコンテンツの企画段階で検討すべきものです。読者が求める情報を提供し、関連するサブトピックや質問に答えることでコンテンツの幅を広げることができます。
SEO対策におけるキーワードとは
キーワードは、ユーザーが検索エンジンに入力する具体的な言葉やフレーズです。特定のトピックやコンテンツに対するユーザーの関心やニーズを反映しています。
キーワードはトピックの一部として使用され、特定のページやコンテンツのSEO対策に関連付けられます。適切なキーワードをコンテンツに組み込むことで、検索エンジンはそのページが特定の検索クエリに対して関連性が高いと判断し、検索結果で上位に表示する可能性が高まります。
例えば、健康に関するトピックのウェブページでは、「食事療法」や「体重管理」などのキーワードを使用することが考えられます。
ブログやコラムなどのコンテンツをつくる際には、キーワードを網羅することを目的にするのではなく、トピックに沿って読者が興味をもち、役にたつ情報を届けることを心がける必要があります。
トピックとキーワードの関係性を理解してSEO対策を強化する
トピックは広範な概念やアイデアをカバーし、キーワードはそれらトピックに関連する具体的な検索クエリです。SEO戦略においては、トピックとキーワードは相互に補完し合い、両方をバランスよく考慮することが求められます。
WEBサイトのテーマをしっかりと確立し、それに関連するキーワードを選定して良質なコンテンツを充実させることで、ユーザーに対して有用な情報を提供し、検索エンジンでの順位向上を実現できます。
キーワードだけを意識してコンテンツをつくるのではなく、WEBサイトの全体戦略の中でトピックを決め、ユーザーが欲する情報を網羅していくことで効果的なコンテンツを作成することができます。
トピッククラスターの概念をもとにコンテンツを作成する
サイト内の記事をグルーピングし、記事同士のリンクを張り巡らせることで記事群全体のSEO評価を高めるトピッククラスターというモデルがあります。
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トピッククラスターは、関連するトピックを中心に構成されたコンテンツ群です。トピックをもとにコンテンツの中心となるピラーページを作成し、関連するキーワードを使ってクラスターページがリンクされる形を取ります。この方法により、ウェブサイト内でのトピック間の関連性が強化され、検索エンジンによる評価を向上させることが可能です。
トピッククラスターの手法を用いてコンテンツを作成する場合にも、トピックとキーワードの関係性を理解しておくことが大切です。
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投稿者プロフィール
- プロデューサー・クリエイティブディレクター。早稲田大学政治経済学部卒業。リクルートグループ、オン・ザ・エッヂ、ミツエーリンクス、博報堂アイ・スタジオを経て独立、株式会社ブリッジを設立。徹底的なユーザー視点でのWEBサイトの構築やコンテンツ制作を通じて事業課題の解決を支援している。
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