写真を撮るようになってから35年になります。
途中ちょっと離れた時期もありますが、趣味と仕事の両方で写真を撮り続けているのでやっぱり写真が好きなんですね。
写真をやっていてよかったなと思うのは、ものごとを注意深くみるクセがついたり、変化に敏感になったことなんじゃないかなと思います。
SNSでキレイな写真をみるのも楽しいけれど、他の人が気がつかないようなものに気づいてシャッターを切った写真や、ぱっと見では言葉にできないけれど心が動いてしまうような写真が好きです。
この人はなぜこの瞬間を撮ったのだろうなとか、この人はこの瞬間を愛おしいと思ったんだろうなぁなんて想いにふけって写真をみるのが面白い。
いろんな楽しみ方があります。
サッカーの試合なんかだと、ゴールが決まった瞬間に、点をとった選手がサポーターの元へかけよる姿よりも、自陣でハイタッチしているキーパーとディフェンダーにグッときたりします。スタジアムではそういう楽しみ方もあるのがおもしろい。
こんなふうに、ものごとにはいろんな見方があります。
ものごとの見方が自分と違うことを嫌う人もいるけれど、僕はその違いを共有できる世界が楽しいし、自分の中にはない見方だと勉強になるし刺激にもなります。
最近は、そういう違いを見つけて表現をすることをもっともっとやっていきたいなぁと毎日考えています。
WEBコンテンツは今後そういうふうに考えてつくっていかないと、みんなが同じものを同じように見て、同じ言葉で語るつまらないものしかできあがらないんじゃないかなって思うんです。
ふつうにつまんないなぁって。
違うって大変だし、面倒だし、正直確信がもてないこともたくさんあります。なんでもかんでもOKってわけじゃないし。
でも、それでも。
僕たちは今までとは違ったコンテンツをつくっていこうと思う。
みんなが求めていることの中かから、自分にしかできないこと、自分たちのチームにしかできないこと、自分たちの会社にしかできないことを見つけたり、つくったりしながら、発信していくことでしか、この先は生き残っていけないんじゃないかなぁ。
みんなと同じということにはもはや価値なんてない。
そんなことを思いながら、メンバーと一緒に日々コンテンツづくりに励んでおります。
投稿者プロフィール
- プロデューサー・クリエイティブディレクター。早稲田大学政治経済学部卒業。リクルートグループ、オン・ザ・エッヂ、ミツエーリンクス、博報堂アイ・スタジオを経て独立、株式会社ブリッジを設立。徹底的なユーザー視点でのWEBサイトの構築やコンテンツ制作を通じて事業課題の解決を支援している。
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