web業界でクリエーターとして生きるということ

ORDINARY SUNDAY

橋本です。

この週末は動画制作にどっぷり浸かっていました。といっても仕事ではなくプライベートワークです。表現を考えたり技術的なことを試したりという作業は、クライアントワークとはまた違った面白さがあります。

エモい。

若かりし頃は、夜遅くに帰宅して朝方まで自分の作品をつくることが一番のストレス発散でした。何者かになりたいという野心をもった同僚も多く、自分も負けじと毎日何かをつくっていました。とにかく個人で何とかして抜きんでたいという、いい意味でみんなギラギラしている時代だったなぁと思います。

幸せなことに、僕のまわりにはすごい人がたくさんいたので、本当に刺激的な業界だなぁと思っています。

普通は楽だけどつまらないよね

あれから20年。

インターネットやWEBにまつわる業界というのも認知されるようになったし、新卒の学生が就職先として選ぶようにもなりました。僕らの頃はちょっと変わった人(褒めてます)がたくさん働いている業界…そんな感じだったことを考えると、ずいぶんと普通になったなぁと感じることもあります。

WEBサイトをつくる仕事も特殊な仕事ではなくなり、生活の糧を得るための手段としての一般的な仕事の一つになりつつあります。

それはそれで喜ばしいことだけれど、一方で平均化されていく寂しさを感じることもあります。なんかみんな普通だし、同じこと言ってるよなみたいな。

みんな普通で同じなら、もはや誰でもいいんじゃないかという…。

「この人と仕事がしたい」という感覚がどんどん薄れていくことに対して、個人的に危機感を感じているんですよね。業界がどうこうもあるけれど、それ以上に、会社の経営者として、クリエーターの端くれとしての自分自身への危機感です。

ありがたいことに、長くお付き合いをさせて頂いている会社さんも多いですし、僕らのビジョンやスタンスに共感をしてくださって、新たにパートナーとしてご一緒させて頂く会社さんも増えています。

そんな毎日が「普通」になってしまったら、と思うとゾッとします。

アウトプットまでたどり着かなければ得られるものはゼロ

効率的にスマートに仕事をしたいと思ってはいるけれど、僕らのやっていることは割と泥臭かったりもします。

脳に汗をかき、手を動かして汗をかき、現時点での自分の限界を知り、それを打ち破りながら、生み出すということにもっと真摯に向かい合わなければならないし、じゃないと独立してリスクを背負っているのに面白くない。

僕は、今の自分は何者なのかを知りたいし、いくつになっても、やっぱり何者かになりたいと強く思っています。さらには、自分だけじゃなくて、ブリッジという会社、そしてスタッフの未来にもめちゃくちゃ興味があります。

昨日よりも今日。今日よりも明日。情熱をもって、もっともっと遠くに行きたい。

そのためにはもっともっとアウトプットが必要なんだな。

わからないことやできないことがあっても、それは決して悪いことではないし、経験がなければ、経験の場をつくればいいだけです。カッコ悪くてもダサくても、とにかくやってみて何らかのアウトプットをしてみるしかない。

じゃないといつまでたってもできるようにはならないし、成長のスピードは遅くなってしまいます。スピードが遅いということは、結果として相対的には後退してしまうことにもなってしまいます。

そんなこともあって、スタッフにはまぁまぁ無理も言いますけど、とりあえずは何でもやってみるのが僕らのやり方です。

初めてがなければ、当然2回目はないですからね。

「とりあえずやってみようよ」と話す時、僕の頭の中には、『「できるかな?」じゃねぇよ「やるんだよ」』という、悪い顔をしたノッポさんのコラージュが浮かんでいます。(「やるんだよ ノッポさん」で検索すればわかります)

暑苦しいことを書くつもりもなかったんだけどな。土日にどっぷりと作品づくりに浸かったおかげなのか、自分の中から「何か」が出てきました。

とりあえず、新しいパソコンが欲しいという気持ちがムクムクと湧き上がってきたぞ。

投稿者プロフィール

橋本敬(はしもとたかし)
プロデューサー・クリエイティブディレクター。早稲田大学政治経済学部卒業。リクルートグループ、オン・ザ・エッヂ、ミツエーリンクス、博報堂アイ・スタジオを経て独立、株式会社ブリッジを設立。WEBサイトの制作・構築から集客・販促などの活用コンサルティングまで中小企業のWEBサイトの活用をサポートしている。