こんにちは、ブリッジの古田です。

「ホームページをつくりたい」と思った時、どんなホームページを想像するでしょうか?

普段よく使うWEBサイトや、同業者のホームページなんかを思い浮かべることが多いと思います。きっと、そのホームページには印象的なデザインや機能が搭載されていることでしょう。

しかし、ホームページの設計は、派手なコンテンツを組み立てればいい、という単純なものではありません。一つひとつのコンテンツや挙動に意味があり、非常に奥深いものなのです。

ページの役割とユーザー導線を設計する

ホームページの設計は、どんなページをつくってどんな役割をもたせるか、ホームページ上で展開されるストーリーづくりから始まります。

こういうことをしたいユーザーには、こんなコンテンツを用意しよう。
あれをしたいユーザーは、先にこんなコンテンツを見せよう。

ユーザーの動きを想定して、道をつくっていきます。

ホームページの面白いところは、入り口が定まっていないところ。

もちろん、トップページはありますが、ユーザーが必ずしもトップページから流入するとは考えられません。

ブログから、あるいは会社案内から、サービスページから…。
ユーザーは思いもよらないところからやってきたりします。

だから、どんなユーザーを想定するかで、ホームページの設計は大きく変わってきます。

ユーザーの「次」を想定したホームページ設計

そこで重要になってくるのが、ユーザーの「次」を想定したホームページの設計です。

たとえば、ブログを定期的に読んでくれる読者ができたとしましょう。
そのままブログを延々と書き続けても、その読者が顧客になってくれる可能性は低いままです。

しかし、ブログの中に、提供しているサービスへのリンクを忍ばせてみるとどうでしょうか。
全ての読者といわずとも、数人の読者は、そのサービスに興味をもってくれるかもしれません。

全てのユーザーの行動を予測し、そのための導線をつくることは不可能です。

しかし、ユーザーにとってほしい次の行動を提示することで、見込みのあるユーザーを誘導することが可能になります。

ホームページは生き物である

ユーザー視点で行動を予測する、とホームページ設計の話をしていましたが、ここには大前提があります。

それは、
「ホームページは生き物である」
ということ。

言い換えれば、ホームページは「つくって終わり」ではない、ということです。

ホームページは、きちんと世話してあげければ育ちません。ユーザーにとって魅力的なコンテンツを日々アップデートしなければいけませんし、デザインが古くなったら新しくしてあげる必要があります。そう、まるで生き物なのです。

ここまで、ユーザーの動きを想定した設計の話をしてきましたが、これはあくまでも仮定の話。

実際に、ユーザーがどんな行動をとるか、地道に分析し、運用していくことで、ホームページを大きく育てることができます。

長期的な目線をもちつつ、ユーザー視点で使いやすいホームページ制作を、ブリッジでは大切にしています。