「見られるサイト」に重要 レスポンシブデザイン基本のキ

webサイトやweb制作の場面では、近年「レスポンシブデザイン」の重要性がさらに向上しています。

ただ、レスポンシブデザインという単語はweb制作以外の場面では馴染みがありません。

レスポンシブデザインを理解することで、より「見られる」サイトに変えることができます。

この記事では

  • レスポンシブデザインとは何か?
  • レスポンシブデザインはなぜ重要?(ユーザー目線)
  • サイト管理側にとってレスポンシブデザインの具体的なメリットとは?
  • レスポンシブデザインにデメリットはあるのか?

について言及しています。

レスポンシブデザインとは

レスポンシブデザインはwebサイト・ページのデザイン手法の1つです。

パソコンやスマートフォン、タブレット型端末など複数の端末に対して1つのURL(=HTML)で対応するものを指します。

レスポンシブデザインはなぜ重要?

ユーザー目線での理由は、どんなデバイスからも閲覧できることが挙げられます。

今日、ユーザーがサイトにアクセスする媒体は多様化しています。

レスポンシブデザインを使用すると、どんな端末からアクセスする場合でも使用している端末に適した表示がされます。

サービス提供側のレスポンシブデザインのメリットとは

サイトを管理する側にとって、レスポンシブデザインは沢山のメリットがあります。

具体的に紹介していきます。

ユーザーがサイトから離脱しづらい

レスポンシブデザインに対応していないwebサイト・ページは、対応した端末以外ではレイアウトが崩れることがあります。

これはUIとしては良い状態ではなく、ユーザーが不快に感じサイトから離脱する原因となります。

レスポンシブデザインに対応したサイトは、ユーザビリティ(使い勝手)が良いため、ユーザーが離脱しづらくなります。

こちらは以下に記述するメリットにも大きな影響を与えます。

webサイトの管理が簡単になる

どの端末で表示する場合でも、基本的にひとつのファイルで管理できるため、更新や変更の作業を一括で簡単に管理できます。

SEO対策で効果を期待しやすい

レスポンシブデザインでは、URLが統一されるため、結果的に検索エンジンの評価が1つにまとまり表示順位が向上しやすくなります。

また、これに大きな影響を与えるものが「MFI」というものです。

MFIとは、モバイルファーストインデックスの略です。MFIは、コンテンツの質を評価する際にPC用ではなくスマートフォンなどのモバイルサイトを評価の主軸にするというものです。

Google社から2020年3月に全てのホームページをMFIへ移行すると発表がありました。

つまり、世界的に現在検索の主軸になっているのはモバイル版のサイトです。

そのため、レスポンシブデザインで複数種類の端末に対応するレイアウトを作成することで、間接的にSEO対策の効果を期待でき検索結果の順位を上げることも期待できます。

デジタルマーケティング・WEBサイト制作サービスを提供している株式会社ニュートラルワークスでは、『レスポンシブデザインとは?今さら聞けない特徴やメリット・デメリットを解説』という記事にて、サイト制作・サイトリニューアルの際、必要になるレスポンシブデザインについて、解説していますので、参考にしてみてください。

レスポンシブデザインにデメリットはあるのか

ここまでメリットばかり述べてきたため、デメリットはないように感じますが、少なからずデメリットも存在します。

モバイル版の場合、ページの表示に時間がかかる場合がある

スマートフォン等でサイトを閲覧する際には、PC版のHTMLやCSSといったモバイル版には不要な要素を同時に読み込むことになります。そのため、端末のスペックなどによっては表示の速度に影響が出る場合があります。

デザインに制限がある

複数の端末で崩れないよう適切な表示をさせるために、シンプルな(簡潔な、汎用性が高い)デザインにする必要があります。

そのため、端末の種類によって別のデザインを用いる、読み込みに時間がかかるデザインにするなど、複雑なデザインを用いたサイトを作成することには向いていません。

レスポンシブデザインにはメリット・デメリットがそれぞれありますが、SEO対策を検討するサイトにとっては、上位表示させるために必要となります。

それは現代社会において、webサイト・ページの閲覧にスマートフォンを利用する人が増えたことに起因します。

ユーザーファーストのサイト作成を考えた際に、モバイル用に最適化されたwebサイト・ページでなければ、貴重なユーザーを逃す原因になりかねません。

サイトやページを新しく構築する、または現在のサイトやページのリニューアルについて、レスポンシブデザインを意識したデザインをご検討でしたら、お気軽にご相談ください。